外注費の相殺の仕訳のやり方|請求の計上から支払いまでの例

外注費の相殺の仕訳で迷いやすいのは、請求を計上するときと支払うときのどちらで差し引きを記録するか、という点です。2 つを一度にまとめて入力すると、あとで外注先ごとの残高が合わなくなることがあります。

このページでは、請求の計上と支払いの 2 段に分けた仕訳の例を、数字を使って整理します。金額は上の計算ツールで確かめられます。

外注請求の相殺計算

請求額と差し引く率を入れると、仕訳に使う金額(請求額・消費税・差し引く額・支払額)をまとめて表示します。

入力した値はこの画面の中だけで計算し、どこにも送信しません。

数字の例

例として、次の取引を使います。

上の計算ツールに税抜 1,000,000 円と協力会費 1.0% を入れ、安全協力費を 0 にすると、同じ金額が表示されます。

1 段目: 請求を計上する

請求書を受け取ったら、まず請求額どおりに計上します。

借方 金額 貸方 金額
外注費 1,000,000 買掛金(または工事未払金) 1,100,000
仮払消費税 100,000

ここでは差し引きを入れず、外注先に対する債務を請求額どおりに立てておきます。こうしておくと、外注先ごとの残高と、外注先が持っている売掛金の残高が一致しやすくなります。

2 段目: 差し引いて支払う

支払うときに、差し引いた協力会費を別の科目で記録します。

借方 金額 貸方 金額
買掛金(または工事未払金) 1,100,000 普通預金 1,090,000
協力会費を記録する科目 10,000

協力会費を記録する科目は、受け取る収入として扱うか、外注費の値引きとして扱うかで変わり、消費税の区分も変わることがあります。どちらにするかは、協力会の規約や取り決めの内容をもとに、顧問の税理士に確認して決めてください。決めた科目と消費税の区分は、社内のメモに残して毎月同じにします。

よくある間違い

よくある質問

請求の計上と支払いを 1 つの仕訳にまとめてもよいですか?

まとめて記録する方法もありますが、外注先ごとの残高を確かめにくくなります。会社の運用に合わせて、顧問の税理士と相談して決めてください。

協力会費の科目は何にすればよいですか?

協力会費の性質や取り決めによって考え方が分かれます。個別の判断は顧問の税理士に確認してください。

外注先が多くて仕訳の入力が大変です。

支払一覧の形を揃えておくと、会計ソフトへの取り込み用のデータを作りやすくなります。差し引く金額は計算ツールで確かめてから転記してください。

まとめ

外注費の相殺は、請求を請求額どおりに計上し、支払うときに差し引きを記録する2 段に分けると、残高が合わせやすくなります。差し引く金額は上の計算ツールで確かめ、科目と消費税の区分は顧問の税理士と決めておきましょう。

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